ネタバレ解説 映画「テネット」オペラハウスシーン

ネタバレ解説 映画「テネット」オペラハウスシーン ネタバレ
がれおん
がれおん

ごきげんよう、がれおんです。

アップが遅くなりましたが、今日は映画「テネット」の一番情報が詰め込まれたオペラハウスシーンのネタバレ解説をしたいと思います。

登場人物別に考察していきましょう。

©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
出典 https://www.netflix.com/

主人公

主人公はオペラハウスで仲間を救出後、車に戻りロシア人に捕まり拷問される。襟に隠されていた薬を見てロシア人がCIAの薬と言っている事から、所属はCIAだとわかる。特徴的なのは主人公なのに名前がない事だ。日本語では”名もなき男”と訳されているが、もとの英語表記を調べるとProtagonistとなっており、主人公とか主役の意味があるようだ。映画の主人公なのに主人公・主役とつけるのは本来変だが、作中のプリヤとのやり取りをみると監督の意図が見えてくる。中盤シーンでは「俺はこの任務の主役だろ」「あなたは主役の一人にすぎない」、最後のシーンでも「俺もあなたも雇ったのは俺自身だったんだ。俺が主役だ」とProtagonistと名付けたのが物語を進める上で重要な要素になっている。日本語訳の名もなき男では監督の趣旨が伝わらず、しっくりこないので、ここでは主人公と表記する。

救出した仲間

仲間を救出にする際に、合言葉「黄昏に生きる」「宵に友はいない」を使っており、CIAの情報部員だとわかる。またウクライナの首都キエフのオペラハウスのボックス席で軍人と同席している状況から、ウクライナ政府、もしくはウクライナ軍でプルトニウム241(アルゴリズム)を奪う為にスパイ活動をしていた。主人公に「素性がバレた、これはあなたを消す為の偽装テロだ」と言われているのに「私は彼らに信用されている」と絶対の自信を持っている事から、ウクライナ政府内の別の勢力に素性がバレ、偽装テロによりウクライナの身内の軍関係者と一緒に第三者の犯行に見せかけ暗殺されそうになったと考えるのがしっくりくる。後にわかる2008年にロシアのミサイル基地をからプルトニウム241を盗んだ何者かは、敵対しているウクライナ軍である可能性が高い。

ドライバー

映像をよく見ると気が付くのだが、主人公の項目で書いたロシア人=ドライバーである。後のプリヤからの情報で、CIAの案内役として雇われているドライバーはセイターの一味で、CIAの情報部員を救出した直後にプルトニウム241(アルゴリズム)を奪おうとしていた事がわかる。しかし目論見は外れて、脱出ルートに爆弾が仕掛けられいて危ないと判断した主人公が別ルートで逃がし失敗におわる。その後、プルトニウム241はウクライナの保安庁が持っていた事から、別ルートで逃げたCIAの情報部員はウクライナ特殊部隊に捕まり奪われたのだろう。

主人公を助けてくれた特殊部隊員

主人公が爆弾除去中に特殊部隊に見つかり、逆行弾で助けてくれたのはニール。リュックについたオレンジの紐に通したコインの飾りからわかる。後にアイブスの部隊と合流した船上で、セイターがオペラハウスのテロの日にウクライナのキエフにいた事を知っている事からもニールは現場にいた事がわかる。又、主人公が拷問時に薬を飲んで意識がなくなった後に救出したのもおそらくニールだろう。

がれおん
がれおん

思うがままに書いたので、まとまってないですが、個人的には頭の中を整理出来てスッキリしました。

皆さんと、もしかしたら違う見解もあるかもしれませんが、これこそがこの映画の面白い所です。何度も見て考察する、映画の新たな楽しみ方を見出していますよね。

また要望があれば他のテネットネタバレ解説もしたいと思います。

それでは、ごきげんよう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました