がれおん
評価★★★★★星5つ
がれおん
ごきげんよう、がれおんです。
今日は細田守監督のヒット作品、第2弾としてアニメ映画「サマーウォーズ」を紹介したいと思います。
あらすじ 仮想空間OZ(オズ)システムに行政、ライフラインなどあらゆる機関が依存している世界が舞台。 主人公・健二は高校生で、数学オリンピック日本代表を惜しくも逃した頭脳を持ち、OZシステムのメンテナンスバイトをするくらいのコンピュータ知識を持っていた。 夏休みに入り、憧れの的であるの夏希先輩からの募集で、一緒に田舎を4日間旅行するだけの、夢のようなバイトを引き受ける。目的は曾祖母・栄(さかえ)の90歳の誕生日を祝うためと聞いていた。 当日、健二は初めての夏希との旅にドギマギしながら、栄がいる長野県上田市の陣内家(じんのうちけ)に電車とバスを乗り継いでたどり着いた。 陣内家は武田家の家臣だった旧家で、親族の誇りと繋がりを強くもっている古き良き日本の家である。陣内家にはお金はないが、代々受け継いできた人脈があった。 ところが、ただ旅行するだけの都合の良い話はなかった。健二は栄と親戚の前で4日間フィアンセを演じると言う本当のバイト内容を知り、仕方なく引き受ける。 一方、OZのシステムが何者かに乗っ取られ、健二と陣内家はサイバーウォーに巻き込まれていく。
がれおん
一言で表すと、古き良き日本の旧家で繰り広げられるサイバーウォーのアニメ。
この作品はアナログとデジタル、もしくは現実とバーチャルの対比が面白いです。
まず、ノスタルジックな田舎の旧家とクラウド上の仮想空間、古くから繋がる栄の人脈とOZの夏希アカウントのフォロワー、数学オリンピック入賞の健二とハッキングAIのラブマシーンなどが比較対象されてます。
それから共通している物もあります、佳主馬(かずま)の師匠から教わる拳法がOZの格闘王キングカズマの戦闘力に結びついていたり、陣内家で鍛えた夏希の花札はラブマシーンにも通じたり、一見すべてを全然違う事のように考えてしまいがちですが、よく考えると本質は一緒の部分もあったりと、この絶妙な対比がストーリーを面白くしています。
作中では、人とのつながりは現実でもバーチャルでも変わらないという事を描いています。それを体現している陣内家を応援したいし、それが続いていくと思われる最後のシーンは見ている観客が幸せになれる、そんな作品なんです。
僕の中では、今の所、細田守映画の中で一番好きです。
最後に夏希の声が結構気に入ってます。調べたら女優の桜庭ななみさんが演じているようです。
それでは、ごきげんよう
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